大規模修繕でよくあるトラブルとその対処法について詳しく解説しています。

大規模修繕でよくあるトラブルとその対処法

大規模修繕のトラブル①施工前

大規模修繕のトラブル①施工前

大規模修繕は建物の利用者全員に関わる大がかりで長期的な作業であるため、あらゆるポイントでトラブルが発生しがちです。まずは施工前に起こりがちはトラブルには以下のようなものがあります。

  • □ どこまで修繕を行うかに関する居住者の意見がまとまらない
  • □ 修繕資金をどの程度どのように使うのかに関して意見が分かれる
  • □ 修繕積立金が足りないが、どう対処するかについて意見が合わない

施工前のトラブルは居住者の意見の不一致がメイン。こうしたことは必ず起こりますが、施工開始の直前になればなるほど、着工が遅れる・工事を延期することを余儀なくされるといった二次災害につながります。大規模修繕を依頼する時期がくる前に、積立金の使い道や足りなかった場合にとる手段について話し合い、予定を立てておきましょう。どうしても話し合いがうまくいかない場合は、大規模修繕専門の業者に積立金額の設定方法や話し合いの進め方について相談してみることをおすすめします。

大規模修繕のトラブル②施工中

大規模修繕のトラブル②施工中

大規模修繕にどのくらいの期間を要するかについては、工事内容はもちろん建物の規模によっても変わります。一般的に着工から工事完了までは50戸以下の小規模マンションだと2〜3ヶ月、それ以上の大規模マンションは5〜8ヶ月ほどかかると言われていますね。こうした施工中にはどのようなトラブルが発生するのでしょうか。

  • □ 騒音・振動・ニオイ・ホコリによるストレスで苦情が出る
  • □ 防犯対策やプライバシー対策の不備によるストレスで苦情が出る

一般的に非常によくあるのはこの2点。大規模修繕の経験はなくとも、誰しも近隣の工事は体験したことがあると思いますので、その騒音や振動などによるストレスは想像に難くありませんね。また、カーテンを開けたら目の前に作業員がいた、ベランダに人が立っていたなど、わかっていてもそうした環境で長く暮らすのはストレスです。

しかし、この問題については原因となっている事象をなくすことはできません。対策としては事前に周知をしっかりと行うこと、それに加えて居住者と工事関係者の関係性を良好に保つことです。管理組合が主体となって、積極的にコミュニケーションをとる機会を作るようにしましょう。

大規模修繕のトラブル③施工後

大規模修繕のトラブル③施工後

工事が完了した後に起こるトラブルは主に工事内容に関するものです。例えば以下のようなものがあります。

  • □ 翌年に雨漏りするようになった
  • □ 新しく塗ったはずの壁にひび割れが起こっていた
  • □ すきま風が入るようになった

これらは工事ミスによるものなので、ただちに施工会社に連絡して適切な補修を行ってもらいましょう。またこうした問題が発生したときのために、保証期間の有無を含むアフターサービスについてはしっかり確認しておく必要があります。

ミスがないに越したことはありませんが、仮にこれが真摯に作業をしてくれた上で発生したものであり、発覚後ただちに対処に来てくれたというのなら、さほど問題はないでしょう。しかしこれが多発するようなら手抜き工事、あるいは技術力不足の恐れがあります。その場合は明らかな施工会社の選定ミスです。予算を重視するあまりに会社の体質や技術力をチェックすることを怠ってしまった結果かもしれません。

このようなことが起こらないようにするためには、設計監理方式・責任施工方式のいずれを選ぶにしても依頼する先を精査できるよう準備期間を長めにとって、よく調べ、勉強してから行うようにしたいですね。

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