管理費滞納問題の解決手段を紹介!
  1. マンションの30%以上が抱えている?管理費滞納問題の解決手段

マンションの30%以上が抱えている?
管理費滞納問題の解決手段

3ヶ月以上の管理費滞納者を抱えるマンションは37%

3ヶ月以上の管理費滞納者を抱えるマンションは37%

マンションの管理組合はやらなければならない仕事が星の数ほどあります。大規模修繕に関する業者の選定や積立金の運用もその1つですが、そうした費用に充てる管理費を滞りなく徴収することも毎月の大きな仕事の1つです。

こうしたお金を集める仕事につきものなのが、滞納者への対応。管理費を滞納している居住者に頭を悩ませている組合理事の方々も多いかもしれません。管理費は、マンションを管理していく上での大切な資金源となるものなので、滞納者が続出しては業務が立ちゆかなくなってしまいます。

しかし、平成25年度の国交省によるマンション総合調査によると、3ヶ月以上の管理費の滞納を抱えるマンションは実に全体の37%。6ヶ月以上は22.7%、1年以上も15.9%となっており、さらにこの数字は年々増加しているようです。滞納は社会経済状況とも関わる問題で、単に取り立てれば回収できるというものでもないところが難しい問題です。

滞納の主な原因と対処法

管理費の滞納が起こる原因は人によって多岐に渡りますが、多く見られる原因とその対処法についていくつか参考例を挙げてみましょう。

① 口座が変更になった、または一時的に残金が不足している

対処法:本人が気づいておらず、知らせを受ければすぐに対処できる場合が多いので、その旨を知らせる定型の通知書を送り、都度払いを依頼する

② 区分所有者が死亡した

対処法:親族に連絡を取り、相続人が決まるまで払い込みを行う人を決めてもらう

③ 経済的に困窮していて支払いが不可能

対処法:事情を確認し、分割払いなどの条件を提示して支払いの継続を依頼。経済的に追い込まれている状況であるため、追い打ちをかけないよう注意する。

④ 区分所有者の破産・倒産により物件の所有自体が困難になっている

対処法:競売に備えて準備を行う。

⑤ 行方不明になっていて連絡がつかない

対処法:住宅ローンや抵当権の調査を行い、親族へ所在確認を行う。

いずれの場合も、まずは滞納が発生している背景を知ることが重要です。状況確認をせずに画一的な督促を行っても無駄に終わることを念頭に置きつつ、それぞれの状況に応じて支払いやすくするための手段を講じるようにしましょう。

滞納の予防策

滞納の予防策

管理組合が目指すべきは、まず滞納が発生しないようにすること、そして発生した場合はそれが長期に渡らないよう適切な手段を講じることです。そのために管理組合としてやっておくべきことを以下にいくつかご紹介いたします。

① 管理費の必要性を区分所有者に周知しておく

資産価値を維持して安全に住みやすい環境を整えるために管理費が必要であること、その支払いは区分所有者の義務であることを、広報誌などを使って周知しておきましょう。また、管理費の使途を具体的に明示しておくことも支払いの必要性を理解してもらうのに役立ちます。

② 遅延損害金の明示と発生時の早期対応

滞納額が大きくなればなるほど支払う側も大変になるため、滞納が発生したら早期に対応すること、そして滞納した場合には遅延損害金が発生することを事前に周知しておくことも支払いを促す助けになります。

③ 支払い方法を簡素化するよう促す

様々な生活パターンの区分所有者が時間的および物理的な煩わしさをできるだけ感じることなく支払える環境を整えることも、滞納を発生させないための対策の1つです。手渡しではなく自動振替方式を導入することで、区分所有者と管理組合の双方の手間を省くことができます。

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